2025年春、yamanoha自然プログラムの幕開けは「ロングトレイル」と「大人の遠足」。
動と静、ふたつの山時間からはじまりました。
ほのぼの but 骨太、南高尾セブンサミッツ
今年の春夏シーズンのプログラム1本目は、南高尾セブンサミッツ。
静かな尾根道に点在する七つのピークをつないで歩く、知る人ぞ知る名ルートです。
日当たりのよい尾根道、地元の人の手によってよく整備された登山道や休憩ポイントは
ついのどかな気持ちで、長居したくなってしまう雰囲気。
一方で、緩やかながらもアップダウンが多いルートなので、
後半は疲れが出ることもあるのですが…
この日のご参加メンバーは、健脚ぞろい。
セブンサミッツを無事クリアした後も、まだお元気。
予定していた下山口をスルーして、急遽8つ目の山頂、高尾山まで縦走する展開に!
標高差1174m、距離15.4km、行動時間8時間半。
「ハートルート」と呼ばれるこのロングトレイルを、
終始笑顔で歩き切った皆さんに乾杯です。

標高差のあるロングルートを歩き納めた後に
パーティーを満たしていたのは、達成感と疲労感…と思いきや、
「気づいたら歩けちゃったね!」という軽快さと、
「春の尾根道をともに歩いた」という静かな一体感でした。
山歩きはチームスポーツではないですが、
いつの間にかゆるやかなチームワークが生まれている。
ガイドさせてもらって、じーんとしてしまう瞬間です。
海も花も風も雨も、すべてが楽しい「大人の遠足」
ハートルートを歩き終わってすぐに向かったのは、葉山。
こちらは“登山すぎない”をテーマにした新しい試みで、
わたくしyamanohaガイドみか、入魂の企画です。
とはいえyamanoha自然プログラムですから、お山には登ります。
目指すは三浦半島最高峰、大楠山。
水辺の飛び石をぴょんぴょん歩き、次第に山道へ。
満開の桜や春の草花に大歓迎されながら、歩みを進めます。
山頂では、敷物を広げてゆっくりお弁当とおやつ!
無事に下山した途端、汗ばむ身体に雨粒がぽつり、ぽつり。
バスに乗った瞬間に一気に本降りに!
バスを降りた後はお楽しみタイム、海辺のカフェレストラン「マーロウ」で
名物プリンを食べながらおしゃべり🍮
最後は雨上がりの海辺をおさんぽし、遠足の余韻に浸りました。
山と海、おひさまと雨、おしゃべりと静けさ。
五感を使って遊ぶのって、なんて楽しいんでしょう!
「大人の遠足」の名の通り、1日中、童心に還って
季節ならではの自然とたくさん触れる時間となりました。

ちょうどいい自然の時間のかたち
タフなロングトレイルも、短距離のおさんぽ遠足も。
強度の差こそあれ、どちらがより良いということはありません。
yamanohaでは、これからも、おひとりお一人の
その時々の「いま」にちょうどいい自然の時間を、
いろいろな形でご一緒していきたいと思っています。
ふたつの素晴らしい山時間のコントラストではじまった、2025年春夏シーズン。
これからがシーズン本番、今年もあちこち行きます。
ぜひご一緒に、自然の中で遊びましょう!